看護師の円満退職

看護師が円満退職できる良い辞め方と転職のタイミング

看護師が円満退職するイメージ

転職をする際に意外と難しいのが「円満にスムーズに退職する」辞め方です。病院とは円満に退職するのが何よりです。医療機関は看護師の情報を思った以上に把握しており、横の繋がりもあるものです。辞め方を間違うと、転職しづらくなったり、その後の仕事にも影響が出てくるケースもあります。

もし、今の仕事に不安や悩みがあるならば、その道のプロに相談してみるのもひとつの手です。看護のお仕事は数百人もの看護師転職をサポートしてきているため、きっと有益なアドバイスを貰えるはずです。

 

看護師の辞め方:円満に退職する方法とは

退職までの手続き

(1)退職の理由をまとめておく
(2)転職先をリサーチ、決定しておく

*ここまではどちらが先でも状況によって変わる

(3)退職日を上司と決める
(4)退職願を作成し、上司に提出する
(5)本格的な転職活動開始
(6)業務の引き継ぎをする
(7)荷物の片付けや社会保険等の手続きの確認をする
(8)退職日には挨拶を忘れずに。ユニフォーム等の返還をする

 

退職の意志をいつ、誰に、伝えるべきか

退職を決意し、転職する場合にはまず職場の上司への報告が必要となります。

 

退職の意志を伝えるタイミング

結婚退職などは別として、転職をする場合には「転職先」に入職する日時とのバランスを考えなくてはなりません。

・入職(転職)先を決めてから退職をする
・ある程度転職先を絞り込んだ上で退職をする
(退職→転職までの間に多少の期間が発生することを前提として辞める)
・転職活動自体を退職後に行う

それぞれメリットとデメリットがありますが、一般的には入職先をほぼ決定しておくようになるでしょう。自宅通いとか経済的な余裕があるのなら、退職をしてしまってから転職活動をしても構いません。ただそれだと、逆に入職先を決めるのに焦ってしまい転職に失敗するといったケースもあるようです。

ちなみに法的には「退職は14日前までに職場に伝える」ことになっています。看護師の場合は引き継ぎも多いので、なるべく早く伝えるにこしたことはありません。また医療機関によっては「2ヶ月前までに行う」「3ヶ月前までに退職の意志を伝える」といった規定がある所も多いようなので、必ず規則を確認しましょう。一般的に看護師の場合は口頭で意志を伝えるのは「2ヶ月前」が最低ラインと考えてよいと思います。

転職先が決まってからではなく、転職を決めたら退職の意思を伝えることが重要

よくあるトラブルとしては、転職先が決まって1カ月後に退職をすると伝えた時、「せめてあと3カ月はいてくれ」と揉めるケース。現職だけでなく、転職先にも迷惑をかけてしまうので、先に退職する日付を決めてから、転職活動を始める方が円満に退職できます。。

そんな短期間で転職先が決まるのか、と不安になる人もいるかもしれません。転職支援サービスならば、いつ頃までに転職したいという意思を伝えれば、それに合わせてサポートしてもらう事ができます。現職の引き継ぎで忙しい中でも求人や応募のサポートがあるので、短期間の転職が実現できます。

誰に退職の意志を伝えるか

まずは直属の上司です。大きな病院だと看護部長といったクラスの上司もいますが、基本的には直属の上司、多いのは所属する科の師長という事になると思います。少人数のクリニックの辞め方としては、直接院長と話すか、クリニックで看護師をとりまとめているリーダーや時には院長の奥さん、というパターンもあります。いずれにしても、相談した同僚から「あの子辞めるみたいよ」と噂が広まるような事だけは避けましょう。

 

《NG行動2つ》

NGその1:同僚に「実は転職するかも……」と上司より先に話してしまう

→気軽な気持ちで「そろそろ辞めようかなぁって思ってて」とつい洩らしてしまった為にあっという間に転職の話が病院中に広まったなんていう話は珍しくありません。とかく転職、退職の話は噂にのぼりやすいので慎重な対応を心がけましょう。上司は噂で退職や転職の話を聞くのを最も嫌います。退職手続き自体がスムーズに進まなくなる事もあるので要注意です。

NGその2:先輩看護師に相談する

→相談の段階のつもりでも、転職しようとしていると受け止められるのはよくある事です。「あの子、どうも転職するらしいよ」と噂のもとになりやすいので、信頼できる先輩でもなるべく避けておいたほうが無難です。まずは直属上司に報告し、特に信頼する先輩やお世話になっている人がいれば、その後にしましょう。

>>転職に成功した看護師の体験談はここ

 

退職理由について

看護師が上司に退職理由を説明するイメージ

転職でも

・現医療機関にない「診療科目」への転職希望
・引っ越しなど居住環境や出産等家族構成の変化による転職

こうした理由は比較的伝えやすく、また医療機関側も受け入れやすい理由です。

難しいのは

・雇用条件に対する不満(夜勤やシフト、看護師数が少なくハードワークなど)
・年収や月収に関する不満
・職場の人間関係に関する不満

この3つによる退職理由です。

 

退職理由を聞かれたときの回答例

×「休みがほとんどなくて、しかも年収もすごく安いので退職したい」

◎「こちらの病院では様々な患者さんの対応ができ多くの事を学べましたが、正直3交替制は私には合っていないようです。最近は体調もきつく、これから長く看護師として働きたいので環境を変えたいと思っています。それにこれからはより専門的な領域で勉強したいので……」

休日がとれない、夜勤が多い、その割には給料が安い。とストレートに伝えてしまうとその後の対応がしづらくなります。かといって曖昧な理由を伝えると引き留められますし、辞める理由が他にあると不審がられます。夜勤シフトが合わないとか、スキルアップのサポートがないといった事を具体的に示して、転職の意志は変わらないというアピールは必要ですね。

 

×「先輩ナースが意地悪で、職場の雰囲気も悪いから辞めたい」

◎「体調を崩しがちなので一度休んで改めてこれからの看護師としての将来を考えたい」

◎「専門医療を学んでスキルアップしていきたい」

◎「地域に密着した医療に携わっていきたい」

人間関係のもつれや、上司のパワハラなどが問題で辞めたい時は「辞めるんだから、思いっきり言ってやる!」と病院側に不満をぶつけるのはなるべく控えましょう。

問題の内容によっては理解できますが、それでも不満を伝えたところで既に根本的な解決には結びつかず、それよりも自分自身の評価が下がり、実際に退職するまでも働きづらくなってしまいます。嘘も方便と言いますが、こうした場合には健康上の理由や看護師としてのキャリアプランを理由にしたほうがいいですね。

人間関係や雇用形態を退職理由にすると、

「女性が多い職場ではどこも同じ」
「転職では良い条件を出しても結局働き出すとだいたい同じなのよ」

と引き止め工作でかわされる元にもなります。家庭の事情や健康上の理由をつけて逃げ切るのが一番のようです。

 

退職を伝えた後の対応方法

退職を上司に伝えるといずれ周囲にもわかります。この時、医療機関側からの引き止め対策については次に紹介しますが、同僚や先輩ナースとの関係を悪化させないことも大切です。

 

引き継ぎについては積極的に行う

もう2度とこの病院には勤めないからといって、適当な引き継ぎをしたり、休みがちになるのはよくありません。特に担当患者がいるケースでは綿密な引き継ぎは看護師としての当然の使命でもあります。それ以外でも、後輩の看護師に対するフォローや同僚に対しても迷惑をかけてすまないといった姿勢で、引き継ぎには積極的に協力するようにしましょう。

【看護師「引き止め」の対策法】

常に人手不足の看護業界では、医療機関側から熱心な引き止め工作が行われることも珍しくありません。特に転職の場合には、転職先より好条件を示したり、あるいは希望条件を聞き出そうとする事はよくある話です。基本的に転職を決意したのなら、現職で条件がアップしたとしても、転職の意志を曲げないほうが結果的にうまくいく事が多いというのを頭の中に入れておいて下さい。

・上司と複数回面談をしないと辞められない
・看護部長など上層部に自分で説明しないと辞めさせてもらえない
・周囲が連携プレーで引き止め対策を行ってくる

こういった、かなりの重圧をかけてくる医療機関もないわけではありません。中には「看護師免許をなかなか返してもらえない」といったトラブルも耳にします。

 

引き留めされても大丈夫「3つのポイント」で上手に辞めよう

・きっぱりとした態度で退職の決意を見せる
・退職に関わる手続きについてはステップを踏みながら着実に行う
・周囲と断絶せずになるべく普段通りに業務に集中する

実際に転職した看護師に聞いてみると、入職先への手続きよりも「退職の手続き」のほうが大変だったと言っています。書類上の手続きだけでなく、数ヶ月にわたるスケジュールを具体的に立てて、周囲と軋轢なく、円満に退職するのはなかなか大変です。

また、どんな理由であれ退職理由を上司に伝える事などは非常にプレッシャーがかかります。特に仕事をしながら退職を進めていく事になるので、できれば看護師専門の転職支援サービスを利用し、コーディネーターや担当者に相談しながら具体的なスケジューリングをたてていくほうがいいですね。

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