看護師の志望動機

看護師が転職する時に絶対に必要なのが「履歴書」です。履歴書の中でも特に重要なのが「志望動機」ですね。ここでは履歴書の志望動機についての書き方を紹介します。

色々と調べたけどやっぱり不安だ、と言う人は転職支援サービスでコンサルタントに履歴書を見てもらい、客観的な意見をきいてみるのがお勧めです。

看護師の転職タイプ別:志望動機の書き方のコツと例文

看護師の転職タイプ別志望動機の書き方のコツと例文

同じ科目・同じ分野での転職希望のケースでは

  • これまでの経歴を特にアピールする
  • 転職先ではさらにその経歴を活かして即戦力になれることを記入
  • 転職先に入職できれば専門性やスキルもさらに高まり、より高い看護が実現できると考えていることを記入

例文:三次救命救急病棟勤務から高度救命救急センターのある病院への転職

・27歳(独身)
前職では救命救急に携わってきました。命に直結する現場の厳しさを身を以て体験すると同時に、その命を救う使命の大きさにやりがいを感じました。救命救急では広く深い医療の知識や看護技術が必要だと実感し、昨年は「救急・集中治療領域における終末期患者・家族への看取りケア」研修に参加、スキルアップに努めて参りました。貴院では高度救命救急センターを併設しており、より難しい環境の中で患者さんやその家族のケアを含めて看護の仕事を全うしたいと考え、志望いたしました。

これまで経験したことのない分野や医療機関へ転職希望のケース

  • 以前の経歴が新しい分野でも活かせることをまずアピール
  • なぜ違う分野を志望したかを明確に記入
  • 個人病院やクリニック、大規模病院やケアサービスといった転職先の特徴を把握した上で「そこにやりがいを感じる理由」を記入

例文:がん専門病院から訪問看護ステーションへ転職希望のケース

・42歳(既婚、子供なし)
看護学校卒業後、がん専門病院の病棟勤務をしてきました。化学療法、疝痛の緩和、ターミナル期のケアなど多岐にわたって経験を積みました。特に末期患者さんの看護をする内に、家での看護や介護を希望する方が多い事を知り、看護の仕事として興味を持つようになりました。がんに限らず、病気と不安を抱えながら在宅治療をする患者さんに寄り添うような看護をしたいと考え、志望しました。

ブランク明けで転職というケースでは

  • ブランクがある事を踏まえた上で「復職」に対する意欲を示す
  • 転職先の復職サポート等のメリットを挙げ、不安なく現場復帰できることをアピール
  • スキルアップや将来の希望を記入し、ブランク明けでも今後は継続して働く意志があるのを示す

例文:子育てブランク明けで介護施設へ復職希望のケース

・30歳(既婚・3歳子供あり・4年のブランク)
子供を産むまで急性期を経て、療養型病院に長く勤務していました。看護師の数も少なくハードな職場でしたが、患者さんひとりひとりと向き合いながら丁寧な看護をする事を心がけました。介護施設では療養病棟で得たスキルを活かせるのではないかと思っています。また、貴院には保育施設もあり、子育てをしながら働くママさん看護師も多くいると伺いました。復職支援制度を利用し、研修をしっかり受けて、ブランク明けでも周囲にご迷惑をかけないよう頑張りたいと思います。

転職先の各ケース別:志望動機の書き方のコツと例文

療養型病院から美容外科クリニックへ転職希望のケース

  • なぜ「美容外科」を選んだのか転職理由を具体的に書く
  • 療養型病院勤務で得た経験がこの分野で活かせることをアピール

志望動機例文

・38歳(独身)
前職では療養型病院で多くの患者様の長期的な看護を担当しました。夜勤の多さに年齢と共に厳しさを覚えるとともに、患者様が治療によって喜びや幸せを感じるような職場に転職したいと考えるようになりました。テレビで引っ込み思案で仕事にもつけずひきこもりがちだった女性が、美容整形をした事で自分に自信を持てるようになったインタビューを見ました。その女性が今は仕事に就き、恋人もいて幸せそうな様子を見ながら、美容外科は心の病をも治す力があるのだと感動しました。新しい分野ですが、褥瘡や皮膚トラブルを抱える患者様が多かった療養型病院で培ったスキルも活かせるのではないかと思っています。どうぞよろしくお願い致します。

私立病院から国立病院へ転職希望のケース

  • スキルアップと長期勤務が希望である事を示す
  • 看護師として長く勤務したい気持ちをアピール

志望動機例文

・29歳(独身)
正看護師取得後は私立一般病院の慢性期病棟に7年勤務しました。30歳になるので改めて今後の看護スキルについて考え、急性期で様々な経験を積んだ上でジェネラリストとして長く勤務したいと思うようになりました。貴院の急性期病棟を見学し、スキルアップのサポートも充実している事に大きな魅力を感じました。今後は研修なども受けながら様々な診療科目を経験したいと思っています。福利厚生も手厚く、病院の雰囲気も良い貴院なら将来を見据えたキャリアプランを組み立てて長く勤務できると考え志望いたしました。

大学病院から整形外科クリニックへ転職希望のケース

  • これまでの経歴から、「なぜクリニックなのか」を明確に示す
  • 整形外科でのスキルや特に整形外科にこだわる理由を示す
  • 地域性のあるクリニックで雑用から患者さんの対応まで幅広く対応する意欲があることをアピールする

志望動機例文

・33歳(既婚・小学生の子供あり)
付属の看護学校から大学病院へ入職し、小児科、産婦人科、整形外科と担当しました。特に整形外科病棟での経験は大きく、元気になって退院する患者様を見ることはとても充実感を覚えました。より地域に密着した小規模のクリニックで術後だけでなく、外来診療も経験したいと考え転職を希望しました。大きな病院ではなかなか難しいきめ細かい看護を実践したいと思います。子供はアフタースクールに登録ずみですので、日勤のみであればフルタイムで働き、土曜日の出勤も可能です。地元の皆さんに何でも相談して頂けるような看護師になりたいと思っておりますのでどうぞよろしくお願い致します。

出産&子育てを経て復職・有料老人ホーム希望

  • 10年以上のブランク明けだが復職理由を示す
  • 日勤のみ希望だがオンコールも対応できることをアピール

志望動機例文

・42歳(既婚・中学生と高校生の子供あり)
療養型病院に長く勤務しておりましたが、結婚、出産を機に退職しました。子供が中学生になって復職を希望しています。ブランクが長いので不安もありますが、貴院はブランク明け復職支援もある事や、介護士と看護師の連携が非常に良く、地域のケア施設として優れているのでやりがいを感じられるのではないかと思い志望いたしました。他職種の方との連携を大切にし、高齢者看護でひとりひとりのケアを大切にした看護を実践したいと思っています。療養型病棟では高齢者の方々のケアを担当しましたので、当時の経験も活かせるのではないかと思っております。子供も大きくなり、日勤のみが希望ですがオンコールの対応していけると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

看護師の転職は色々なケースがありますが、全てにおいて気をつけたいポイントをまとめました。

看護師転職の「志望動機」の書き方ポイント3つ

看護師転職の「志望動機」の書き方ポイント3つ

Point1『即戦力になれる事をアピール』

新卒看護師の入職との大きな違いは「既に看護師としての経験があり、勤務先では即戦力になれる」ことをアピールしたい点です。スキルは当然の事ですが、病棟経験等を含めてアピールした上で「病院を選んだ(志望する)理由」と結びつけていくのが大切です。志望動機を読んだ担当者が、この人が入職すれば医療機関の即戦力として期待できると思えるような内容にしましょう。ブランクあけ復職希望でも「スキルを活かし」現場で役立つ人材である事をアピールするのがポイントになります。

Point2『具体的に「志望する理由」を書く』

「貴院の理念に共感を覚えて」といった一般的な文言では熱意が伝わりません。より具体的に「なぜこの病院に入職したいのか」を書く必要があります。例えば、

  • その病院になぜ興味を持ったのか
  • 自分のキャリアと結びつく医療機関の特徴

などを記入すると良いでしょう。自分が持っている看護の理想、看護師になった動機、どんな科目で働きたいのか、簡潔にまとめてアピールしたいですね。受けた研修や教育についても具体的に記入する方が担当者の印象に残ります。

Point3『医療機関の情報を事前にしっかりリサーチしておく』

ポイント2と繋がるのですが、具体的な志望理由と転職先の病院の特徴が結びついてこそ「なるほど、この人はウチの病院にピッタリだ」と思ってもらえるわけです。そのためには、転職先の病院の情報をなるべく多く知らなくてはなりません。パンフレットやサイト上の「病院の理念」「ポリシー」だけでなく、看護の方針や病院の地域性なども含めて調べておくといいでしょう。いずれにしても転職を希望しているなら、履歴書に書く以前に多くの病院情報を得ておく必要もありますが。情報収集は難しい面もあるので、必要に応じて看護師専門の転職支援サービスに登録して担当者にリサーチしてもらうほうが効率よく転職活動ができるでしょう。

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